靜心 shizugokoro

トップ    お知らせ・ブログ    Bake shop hayashiのクッキー、ビスケット

Bake shop hayashiのクッキー、ビスケット

林さんのクッキーを食べるまで、実は私は野菜を使ったお菓子というものにあまり興味がなかった。
野菜が好きだからこそ、野菜は野菜として食べたい。
お菓子にせずとも料理でいいではないか、そんな気持ちだった。
 
はじめて食べた日がいつのことだったか、とにかくもうだいぶ前のことだ。
熊本に暮らすようになってしばらくして、林さんのクッキーに出会った。
トマトとバジルのビスケット、さつまいものクッキー、かぼちゃのクッキー…
それぞれの野菜が練りこまれているのだろうが、生地がその野菜の色にほんのりとだけ染まっていて、色であまり野菜らしさを主張していないのに好感を抱いた。
そして、その形。
小さな真四角だったり、長方形だったり、丸かったり、なじみのある当たり前の形、でもとても端正で、丁寧に作られていることだけは一目でわかった。

それでも食べる前は、”野菜のクッキーか、、、”と大した期待もせずにいた。
しかし、一口齧ってみて、私は、頭を殴られるような、そんな強い衝撃を受けた。

”おいしい!!!!!!!!!”

びっくりマークを何個つけても足りないほど、それはただ、ただ、おいしかった。
野菜の味もごく自然に生地の中に馴染んでいて、強く主張するわけではないのだが、それがむしろ塩梅がいい。

ほんのり塩味のきいたビスケットと、ほんのりとした甘さが心地よいクッキー。
いろいろな種類があるが、私が特に好きなのは”トマトとバジルのビスケット”と、”きなこのクッキー”だ。
どちらも小さな立方体をしていて、さくさくした食感が一口で味わえるのが気に入っている。

とはいえ、娘や、友人それぞれに好みがあって、みな選ぶものは違っている。
そして、どれも間違いなく最高においしいのが、林さんのクッキーとビスケットだ。

林さんの作るものは、熊本の宝だ。
そして、林さんご自身も、とても魅力的な作り手であり、母であり、熊本で食べ物を通して誰かに何かを伝えたいという強い気持ちをもった同志であると勝手ながら思っている。

林さんの店は熊本の合志という町にある。
ふとすれば見過ごしてしまいそうな小さな店構えだが、中では笑顔の林さんがいて、丹精込めてお菓子を作っている。
アレルギーのある子供たちにも食べてもらえるようにという気持ちから生まれたという、卵も、乳製品も使っていないクッキーやビスケット。
それらは、ただ、からだに優しいというだけでなく、とびきりおいしくて、お皿に盛りつけて眺めているだけで、なんだかとてもうれしくなる。

アレルギーがある人もない人も、野菜が好きな人も嫌いな人も、焼き菓子が好きな人も嫌いな人も、きっとみなが大好きになる、そんなお菓子。

お茶やコーヒーやミルクにはもちろんのこと、塩味のきいたビスケットはワインのおつまみにもぴったりだ。
ぜひ、一度、林さんの手から生まれるおいしさを、みなさんも味わってみてください。

細川亜衣

ベイクショップハヤシ 静心オリジナルクッキーボックス
ONLINESHOP

2021.05.01